総視聴再生時間43万分以上(2017年5月13日現在)の動画で基本情報技術者試験の過去問&キーワード解説!スキマ時間に動画!〜これじょIT〜

PR広告

平成28年度秋 基本情報技術者試験午後 過去問7設問1 経営戦略・企業と法務 合格率アップ!動画付き解説!

業務提携と出資の検討に関する次の記述を読んで、設問1~3に答えよ。

 消費財メーカのB社は、同業のT社との物流業務での提携を考えており、そのためにT社への出資を検討している。B社では、T社への出資額を算定するための準備として、T社の財務状況を調査して、企業価値を算出することになった。表1~3は、B社が入手したT社の2016年度の損益計算書、貸借対照表及びキャッシュフロー(以下、CFという)計算書の予測である。

表1 T社の2016年度の損益計算書の予測(単位:億円)

売上高 120
売上総利益 40
営業利益 7
経常利益 9
税引き前純利益 10
税引き後純利益 7

表2 T社の2016年度の貸借対照表の予測(単位:億円)

流動資産 50
固定資産 100
流動負債 40
固定負債 30
純資産 80

表3 T社の2016年度のCF計算書の予測(単位:億円)

営業活動によるCF 15
投資活動によるCF -5
財務活動によるCF -3

設問1 表1~3に関する次の記述中の に入れる適切な答えを、解答群の中から選べ。

 B社では、出資する相手企業が次の条件(以下、出資条件という)のうち二つ以上を満たすことを、出資の検討を進めるための要件としている。

(1) 売上高営業利益率が5%以上である。

(2) 総資産経常利益率が5%以上である。

(3) 営業活動によるCFと投資活動によるCFの和(以下、FCFという)が負でない。

 表1~3から、T社は出資条件のaを満たしている。この結果から、B社では、T社への出資の検討を進めることにした。

 また、B社は、T社の営業活動によるCFが正で、投資活動によるCFと財務活動によるCFが負であることから、T杜はbを進めている企業と考えた。

 B社では、物流業務での提携に加えて、T社の情報システムの一部を廃止してB社の情報システムを利用することを検討している。それによってT社のシステム運用保守費を削減し、T社の販売費及び一般管理費(以下、販管費という)を圧縮できると想定しており、T社の売上高や総資産が変わらなければc上げられると考えている。

a に関する解答群

  • ア:(1)と(2)の二つだけ
  • イ:(1)と(3)の二つだけ
  • ウ:(2)と(3)の二つだけ
  • エ:(1)~(3)の全て

b に関する解答群

  • ア:本業で得た利益に加えて、銀行からの借入れを増やして投資
  • イ:本業で得た利益に加えて、手持ちの資産を現金化して債務返済や株主還元
  • ウ:本業で得た利益を投資に回すとともに、債務返済や株主還元

c に関する解答群

  • ア:FCFだけは
  • イ:売上高営業利益率と総資産経常利益率だけは
  • ウ:売上高営業利益率、総資産経常利益率及びFCFの全てを

設問1 解説

表1 T社の2016年度の損益計算書の予測(単位:億円)

売上高 120
売上総利益 40
営業利益 7
経常利益 9
税引き前純利益 10
税引き後純利益 7

表2 T社の2016年度の貸借対照表の予測(単位:億円)

流動資産 50
固定資産 100
流動負債 40
固定負債 30
純資産 80

表3 T社の2016年度のCF計算書の予測(単位:億円)

営業活動によるCF 15
投資活動によるCF -5
財務活動によるCF -3

aの正解は「エ:(1)~(3)の全て」です!

B社の出資する相手企業の条件は下記のうち2つ以上を満たすことです。

(1) 売上高営業利益率が5%以上である。

(2) 総資産経常利益率が5%以上である。

(3) 営業活動によるCFと投資活動によるCFの和(以下、FCFという)が負でない。

(1)は売上高営業利益率で式は

営業利益 ÷ 売上高 × 100

です。

営業利益と売上高は損益計算書に記載があり、営業利益は7(億円)、売上高は120(億円)です。

7 ÷ 120 × 100 ≒ 5.83

(1) 売上高営業利益率が5%以上である。

を満たします。

(2)は総資産経常利益率で式は

経常利益 ÷ 総資産 × 100

です。

借入金がないので、この場合は総資産と純資産が同じと考えられます。

純資産は貸借対照表より80(億円)、経常利益は損益計算書より9(億円)です。

9 ÷ 80 × 100 = 11.25

(2) 総資産経常利益率が5%以上である。

を満たします。

(3) 営業活動のCFと投資活動のCFの和

CF計算書より

営業活動によるCFは15(億円)

投資活動によるCFは-5(億円)

なので、和は

15 + (-5) = 10(億円)

です。

投資条件はすべて満たします。

従ってaの正解は「エ:(1)~(3)の全て」です!

bの正解は「ウ:本業で得た利益を投資に回すとともに、債務返済や株主還元」です!

問題文に「T社の営業活動によるCFが正で、投資活動によるCFと財務活動によるCFが負である」とあります。

営業活動によるCFが正なので、本業で利益をあげているといえます。

投資活動によるCFが負であることから、利益を投資に回していることがわかります。

財務活動によるCFも負であることから、債務返済や株主還元に当てているとも考えられます。

上記のことから、bの正解は「ウ:本業で得た利益を投資に回すとともに、債務返済や株主還元」です!

cの正解は「ウ:売上高営業利益率、総資産経常利益率及びFCFの全てを」です!

問題文に「B社では、物流業務での提携に加えて、T社の情報システムの一部を廃止してB社の情報システムを利用することを検討している。それによってT社のシステム運用保守費を削減し、T社の販売費及び一般管理費(以下、販管費という)を圧縮できると想定しており」とあります。

「システム運用保守費を削減し、T社の販売費及び一般管理費(以下、販管費という)を圧縮できると想定」がポイントです。

上記のことが実現すると、費用が減るので、営業利益が上がります。営業利益増加に伴い、経常利益も増えます。

営業活動によるCFも改善(増加)するので、営業活動によるCFと投資活動によるCFの和がFCFです。

費用が減ると、営業活動のCFも増えるので、結果的にFCFも増えます。

上記のことから、cの正解は「ウ:売上高営業利益率、総資産経常利益率及びFCFの全てを」です!

平成28年度秋 基本情報技術者試験過去問午後 目次

PR広告

フェイスブックコメント

平成28年度秋 基本情報技術者試験 午後 テキスト・動画解説

平成28年度秋 基本情報技術者試験 午前 テキスト・動画解説

平成28年度春 基本情報技術者試験 午後 テキスト・動画解説

平成28年度春 基本情報技術者試験 午前 テキスト・動画解説

平成27年度秋 基本情報技術者試験 午後 テキスト・動画解説

平成27年度春 基本情報技術者試験 午後 テキスト・動画解説

平成27年度春 基本情報技術者試験 午前 テキスト・動画解説

平成26年度秋 基本情報技術者試験 午前 テキスト・動画解説

平成26年度春 基本情報技術者試験 午前 テキスト・動画解説