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平成29年度秋 基本情報技術者試験午後 問6 サービスマネジメント|合格率アップ!動画解説!

情報システム運用サービスの予算策定と提示価格の計算に関する次の記述を読んで、設問1~3に答えよ。

A社は、顧客であるB社に対して、情報システムの運用サービス(以下、B社サービスという)を提供している。A社の運用サービス部では、B社サービスの提供に必要な次年度の費用を見積もり、見積もった費用(以下、予算という)を営業部に提出している。毎年度、営業部では、運用サービス部で作成した予算を基に、所定の利益率が維持できるようにB社サービスの提示価格を算出してB社と交渉している。近年は、B社から価格を下げるよう要求されることが多くなってきている。

B社サービスに関する2015~2017年度の3年度分の予算と実際に掛かった費用(以下、実績という)は、表1のとおりである。ただし、2017年度の実績は見込みであるが、ここでは実績と呼ぶ。

表1 B社サービスに関する2015〜2017年度の3年度分の予算と実績

費目 2015年度 2016年度 2017年度
予算 実績 予算 実績 予算 実績
人件費 3,000 3,500 2,800 3,000 4,000 4,400
サーバ費 1,200 1,250 1,250 1,400 1,400 1,250
PC費 500 500 500 500 640 640
ネットワーク費 200 220 250 240 250 250
その他の経費 1,000 1,200 1,000 1,100 1,000 1,000
合計 5,900 6,670 5,800 6,240 7,290 7,540

設問1

運用サービス部では、B社サービスに関する2018年度の予算を作成するに当たって、表1を用いて2015~2017年度の3年度分の予算と実績に関する傾向を分析した。正しい答えを、解答群の中から選べ。

解答群

  • ア:人件費の実績は、3年度とも、各年度の実績の合計の過半を占めている。
  • イ:サーバ費の実績は、2年度連続で上がっている。
  • ウ:PC費の実績は、2016年度の前年度に対する増分よりも、2017年度の前年度に対する増分の方が小さい。
  • エ:ネットワーク費の予算は2年度連続で、下がっているが、ネットワーク費の実績は2年度連続で、上がっている。
  • オ:その他経費は、各費目中で、予算も実績も2015年度は2番目に大きい費目であったが、2017年度は3番目に大きい費目となっている。
  • カ:各費目の実績の合計は、3年度とも、各費目の予算の合計を上回っている。

設問1 解説

ア:人件費の実績は、3年度とも、各年度の実績の合計の過半を占めている。

・2015年度

人件費 3,500

実績合計 6,670

割合 3,500 / 6,670 = 0.52 = 52%

過半を占める

・2016年度

人件費 3,000

実績合計 6,240

割合 3,000 / 6,240 = 0.48 = 48%

過半を占めていない

・2017年度

人件費 4,400

実績合計 7,540

割合 4,400 / 7,540 = 0.58 = 58%

過半を占める

2016年度が過半を占めていないので間違いです。

イ:サーバ費の実績は、2年度連続で上がっている。

2015年度 サーバ費 1,250

2016年度 サーバ費 1,400 上がる

2017年度 サーバ費 1,250 下がる

2017年度に下がっているので間違いです。

ウ:PC費の実績は、2016年度の前年度に対する増分よりも、2017年度の前年度に対する増分の方が小さい。

2015年度 PC費 500 → 2016年度 PC費 500 増分0

2016年度 PC費 500 → 2017年度 PC費 640 増分140

2017年度の前年度に対する増分の方が大きいので間違いです。

エ:ネットワーク費の予算は2年度連続で、下がっているが、ネットワーク費の実績は2年度連続で、上がっている。

2015年度 ネットワーク費予算 200

2016年度 ネットワーク費予算 250 上がっている

2017年度 ネットワーク費予算 250 同じ

2015年度 ネットワーク費実績 220

2016年度 ネットワーク費実績 240 上がっている

2017年度 ネットワーク費実績 250 上がっている

予算は下がっていないので間違いです。

オ:その他経費は、各費目中で、予算も実績も2015年度は2番目に大きい費目であったが、2017年度は3番目に大きい費目となっている。

2015年度 その他経費予算・実績 3番目

2017年度 その他経費予算・実績 3番目

2015年度が2番目ではなく3番目なので間違いです。

カ:各費目の実績の合計は、3年度とも、各費目の予算の合計を上回っている。

2015年度 予算 5,900 実績 6,670 実績が予算の合計を上回っている

2016年度 予算 5,800 実績 6,240 実績が予算の合計を上回っている

2017年度 予算 7,290 実績 7,540 実績が予算の合計を上回っている

正しいです!

設問2

B社サービスに関する2018年度の予算についての次の記述中の に入れる正しい答えを、解答群の中から選べ。

運用サービス部では、B社サービスに関する2018年度の予算を次のとおり作成した。

(1) 人件費の予算は、2016年度の人件費の実績と同じとする。

(2) サーバ費の予算は、2015~2017年度のサーバ費の実績の平均とする。

(3) PC費の予算は、2017年度のPC費の実績と同じとする。

(4) ネットワーク費の予算は、ネットワーク費の実績を用いて、2016年度に対する2017年度の増分を2017年度の実績に加えたものとする。

(5) その他経費の予算は、2015~2017年度のその他経費の実績の平均とする。

運用サービス部で作成したB社サービスに関する2018年度の予算を、表2に示す。

表2 B社サービスに関する2018年度の予算

単位 千円

人件費
サーバ費 1,300
PC費
ネットワーク費 a
その他経費 1,100
合計 6,300

注記 網掛けの部分は表示していない。

2018年度の各費目の予算が予算の合計に占める割合を、2017年度の各費目の実績が実績の合計に占める割合と比較すると、b

a に関する解答群

  • ア:220
  • イ:230
  • ウ:240
  • エ:250
  • オ:260
  • カ:270

b に関する解答群

  • ア:サーバ費の割合とその他経費の割合が上がって、それら以外の費目の割合が下がっている
  • イ:サーバ費の割合とその他経費の割合が下がって、それら以外の費目の割合が上がっている
  • ウ:人件費の割合が上がって、それ以外の費目の割合が下がっている
  • エ:人件費の割合が下がって、それ以外の費目の割合が上がっている
  • オ:人件費の割合とサーバ費の割合が上がって、それら以外の費目の割合が下がっている
  • カ:人件費の割合とサーバ費の割合が下がって、それら以外の費目の割合が上がっている

設問2 解説

設問2の下記を計算したものを表にしました。2017年度の実績も合わせて記載しています。

(1) 人件費の予算は、2016年度の人件費の実績と同じとする。

(2) サーバ費の予算は、2015~2017年度のサーバ費の実績の平均とする。

(3) PC費の予算は、2017年度のPC費の実績と同じとする。

(4) ネットワーク費の予算は、ネットワーク費の実績を用いて、2016年度に対する2017年度の増分を2017年度の実績に加えたものとする。

(5) その他経費の予算は、2015~2017年度のその他経費の実績の平均とする。

平成29年度秋基本情報技術者試験午後過去問6 サービスマネジメント

上記表より、割合は人件費が下がり、それ以外は上がっています。

  • ア:サーバ費の割合とその他経費の割合が上がって、それら以外の費目の割合が下がっている → 間違い
  • イ:サーバ費の割合とその他経費の割合が下がって、それら以外の費目の割合が上がっている → 間違い
  • ウ:人件費の割合が上がって、それ以外の費目の割合が下がっている → 間違い
  • エ:人件費の割合が下がって、それ以外の費目の割合が上がっている → 正しい
  • オ:人件費の割合とサーバ費の割合が上がって、それら以外の費目の割合が下がっている → 間違い
  • カ:人件費の割合とサーバ費の割合が下がって、それら以外の費目の割合が上がっている → 間違い

設問3

2018年度の提示価格に関する次の記述中の に入れる適切な答えを、解答群の中から選べ。

営業部では、運用サービス部が作成した予算を基に、利益率が10%となるようにB社サービスの提示価格を算出した。2018年度の提示価格は、c千円となった。ここで、利益率は、提示価格から予算を引いた額を提示価格で割った値であり、100を乗じて%表示する。

営業部がB社にB社サービスの提示価格を提案したところ、提示価格から10%低い価格(以下、要求価格という)を要求された。

運用サービス部と営業部で検討した結果、サービスレベルの変更についてB社と合意できれば、その他経費を10%、人件費を5%削減できることが分かった。この場合、2018年度の予算の合計はd削減となり、要求価格と同額を提示価格とすると、利益率はe

また、作業の一部を自動化することによって、人件費を先の5%と合わせて15%削減できることが分かった。ただし、この場合には、サーバ費については5%上がる見込みである。運用サービス部では、先のその他経費の10%削減と合わせてB社サービスの2018年度の予算を再度作成した。このとき、提示価格を要求価格と同額にすると、利益率はf%になる。ここで、%表示する値は、利益率に100を乗じて小数第2位で四捨五入したものである。

c に関する解答群

  • ア:5,670
  • イ:6,300
  • ウ:6,930
  • エ:7,000

d に関する解答群

  • ア:10%未満の
  • イ:10%の
  • ウ:10%よりも大きな

e に関する解答群

  • ア:上がる
  • イ:変わらない
  • ウ:下がるがゼロ以下にはならない
  • エ:下がってゼロになる
  • オ:下がってマイナスになる

f に関する解答群

  • ア:5.5
  • イ:6.1
  • ウ:7.1
  • エ:7.9
  • オ:8.0
  • カ:8.9

設問3 解説

c エ 7,000 千円

利益率が10%なので0.1

2018年度の予算の合計は6,300千円です。

問題文より、次の式が成り立ちます。

利益率は、提示価格から予算を引いた額を提示価格で割った値であり、100を乗じて%表示する。

利益率 = ((提示価格 - 予算の合計) / 提示価格)

代入します。

0.1 = (提示価格 - 6300) / 提示価格

0.1 × 提示価格 = (提示価格 - 6300)

6300 = 提示価格 - 0.1 × 提示価格

6300 = 0.9 × 提示価格

提示価格 = 6300 / 0.9 = 7000

提示価格は「エ 7,000」千円です!

d ア 10%未満の

サービスレベルの変更についてB社と合意できれば「その他経費」を10%、人件費を5%削減できます。

2017年度の「その他経費」は1,100千円です。

10%削減できるので、1,100 × 10 / 100 = 110千円削減できます。

2017年度の「人件費」は3,000千円です。

5%削減できるので、3,000 × 5 / 100 = 150千円削減できます。

合計 110 + 150 = 260千円削減できます。

2017年度の合計は6,300千円です。削減が260千円なので...

260 / 6300 = 0.041 ... 4.1%削減です。

従って、dには「ア:10%未満の」が入ります!

e ウ 下がるがゼロ以下にはならない

利益率を計算します。

2017年度の合計は6,300千円で、260千円削減するので、2018年度の合計は6,300 - 260 = 6,040千円です。

利益率の式は下記の通りです。

利益率 = ((提示価格 - 予算の合計) / 提示価格)

提示価格は7,000千円の10%なので、6,300千円です。

予算の合計は6,040千円です。

これらの値を代入します。

利益率

= ((6300 - 6040) / 6300)

= 0.041

従って、4.1%です。

元々利益率は10%で、4.1%に下がりましたがゼロではありません。

eには「ウ 下がるがゼロ以下にはならない」が入ります。

f エ 7.9%

作業の一部を自動化するので、人件費は15%削減できます。

2017年度の「人件費」は3,000千円です。

15%削減できるので、3,000 × 15 / 100 = 450千円削減できます。

2017年度の「サーバ費」は1,300千円で、5%上がるので65千円上がります。

その他経費は、10%削減できるので、先ほど計算した通り110千円削減できます。

削減額は450 - 65 + 110 = 495千円です。

2017年度の合計は6,300千円です。495千円削減されるので、2018年度の予算は5,805千円です。

利益率の式に代入します。

(6300 - 5805) / 6300 = 0.079 ... 7.9%

正解は「エ:7.9」%です!

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